論文

査読有り
2011年10月

CT検査よる臓器線量のモンテカルロ計算における人体モデル構造が与える影響

Progress in Nuclear Science and Technology (Internet)
  • 高橋 史明
  • ,
  • 佐藤 薫
  • ,
  • 遠藤 章
  • ,
  • 小野 孝二*
  • ,
  • 吉武 貴康*
  • ,
  • 長谷川 隆幸*
  • ,
  • 勝沼 泰*
  • ,
  • 伴 信彦*
  • ,
  • 甲斐 倫明*

2
開始ページ
153
終了ページ
159
記述言語
英語
掲載種別
DOI
10.15669/pnst.2.153

CT検査は医療行為における有用な診断法となっているが、比較的高い被ばく線量を受けることから、適切な線量管理の必要性が指摘されている。そのため、CT検査における被ばく線量を評価するシステムが、これまでに開発されている。これらのシステムは、モンテカルロ計算で解析した線量データを利用しているが、これにかかわる計算技術,CT検査に用いる装置は常に進歩している。このような背景から、最新の計算技術を利用して、種々の撮影条件に適用できる線量評価システムWAZA-ARIの開発を進めている。WAZA-ARIでは、基盤となる臓器線量データとして、計算コードPHITSと精密人体モデルJMファントムで解析したデータを用いている。JMファントムは平均的な日本人の体格,臓器質量を模擬するモデルであるが、実際の被験者はさまざまな体形,体格を有することから、人体構造の違いによる臓器線量の変化を把握しておくことは重要である。本研究では、異なる人体構造を模擬するICRPの標準ファントムなどを用いた線量解析の結果について述べる。

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.15669/pnst.2.153
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5023591
ID情報
  • DOI : 10.15669/pnst.2.153
  • ISSN : 2185-4823

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