核熱連成解析に向けたマルチフィジックスシミュレーション用プラットフォームJAMPANの開発
日本原子力学会熱流動部会第4回若手研究者勉強会
- 開催年月日
- 2022年11月
- 記述言語
- 日本語
- 会議種別
- 開催地
- online
- 国・地域
- 日本
原子力機構では、軽水炉の設計高度化と安全性の向上を目的として、先進的核熱連成シミュレーションの実現を目指している。その実現に向けた取り組みの一環として、マルチフィジックスシミュレーション用プラットフォームJAMPANを開発している。JAMPANの開発にあたっては、中性子輸送,熱流動,化学反応など様々な物理を取り扱うコードを取捨選択して、様々な組み合わせのマルチフィッジクスシミュレーションを実行できること、コードの追加や置き換えが容易にできることを仕様の必要要件とした。これらの要件を満足させるため、JAMPANでは共通化されたデータコンテナを用い、このデータコンテナを通じて全てのデータをやり取りする形式とした。本報告では、JAMPANの概要を説明するとともに、利用の一例として、MVPとJUPITERを用いて実施した、4$\times$4バンドル体系における核熱連成シミュレーション結果を発表する。