2013年8月
抽出クロマトグラフィーと$\beta$線スペクトロメトリーに基づいた低レベル放射性廃棄物中の$^{242m}$Amの新しい分析法
Analytical Chemistry
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- 巻
- 85
- 号
- 16
- 開始ページ
- 7726
- 終了ページ
- 7731
- 記述言語
- 英語
- 掲載種別
- DOI
- 10.1021/ac400918r
$\beta$線スペクトロメトリーを用いる低レベル放射性廃棄物(LLW)中の$^{242m}$Amの新しい分析法を提案した。まず、抽出クロマトグラフィーにより模擬LLWの溶解液の主要元素やPuなどからEuとAm、Cmを分離し、次にEuとAm・Cmを分離した。このAm・Cmのフラクションにおいて、$^{243}$Amの娘核種である$^{239}$Npの$\beta$線の寄与を見積もり、全$\beta$線スペクトルから差し引いて$^{242}$Amの放射能量を算出した。また、Amを単離したフラクションにおける$^{242}$Cmの生成からも$^{242m}$Amを定量し、$\beta$線スペクトロメトリーから求めた値と比較し、両分析値が一致することを確認した。
- ID情報
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- DOI : 10.1021/ac400918r
- ISSN : 0003-2700