論文

査読有り 招待有り 国際誌
2019年10月

日本および世界におけるエンテロウイルス関連の手足口病および神経学的合併症

International Journal of Molecular Sciences
  • Gabriel Gonzalez
  • ,
  • Michael J. Carr
  • ,
  • 小林正明
  • ,
  • 花岡希
  • ,
  • 藤本嗣人

20
20
開始ページ
1
終了ページ
16
記述言語
英語
掲載種別
研究論文(学術雑誌)
DOI
10.3390/ijms20205201

エンテロウイルス(EV)は、小児コホート、特に東アジアおよび東南アジアでの非常に大規模で周期的な流行の原因となっています。臨床症状には、手足口病(HFMD)、無菌性髄膜炎、脳炎、急性弛緩性麻痺、急性弛緩性脊髄炎など、さまざまな疾患が含まれます。 HFMDは主に、主要な病原体であるEV-A71を含むEV-Aタイプ、およびコクサッキーウイルス、特にCV-A6、CV-A16、およびCV-A10に起因します。 1980年代初頭以降、アジアでは神経疾患の深刻な負担と致命的な結果に関連する複数のEV-A71の発生がありました。 EV-A71に対する有効なワクチンが中国で開発されましたが、他の国では小児用ワクチン接種プログラムが広く普及していません。脳炎は、HFMD感染から生じる合併症の結果として、視床および延髄に損傷をもたらします。ベトナムの研究は、ミオクローヌスがEV-A71関連HFMD症例の中枢神経系(CNS)合併症の重要な指標であることを示唆しています。小児のHFMD症例における迅速な反応は、CNS感染への進行を防ぐために不可欠です。しかし、予防薬と治療薬は国際的に十分に確立されていないため、抗ウイルス薬と多価ワクチンの開発を含むサーベイランスと機能研究は、小児集団の疾病負担を減らすために非常に重要です。

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.3390/ijms20205201
PubMed
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/31635198
PubMed Central
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC6834195
ID情報
  • DOI : 10.3390/ijms20205201
  • ISSN : 1422-0067
  • PubMed ID : 31635198
  • PubMed Central 記事ID : PMC6834195

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