大洗研究開発センター燃料研究棟汚染・内部被ばく事故における肺モニタ解析結果に体表面汚染が及ぼした影響
日本放射線事故・災害医学会第6回(平成30年度)学術集会
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- 開催年月日
- 2018年9月
- 記述言語
- 日本語
- 会議種別
- 開催地
- 東海
- 国・地域
- 日本
2017年6月、原子力機構大洗研究開発センターの汚染・内部被ばく事故にて、核燃料サイクル工学研究所はキレート剤投与のために作業員を受け入れ、肺モニタ測定を実施した。しかし、翌日、量子科学技術研究開発機構放射線医学総合研究所にて実施された体表面汚染の測定にて、数か所から最大140cpmの汚染が検出されたことから、当日の肺モニタの測定結果には皮膚に付着していたPu-239等による影響があったと考えられた。そこで、最大値が測定された作業員について、肺モニタで測定された値と体表面汚染との関係を評価した。その結果、検出器近傍の胸部表面に$\alpha$線サーベイメータの計測値にして100cpm程度の汚染がある場合には、肺モニタにてPu-239とAm-241がそれぞれ22,000Bq, 220Bqと解析されることが確認された。