講演・口頭発表等

ガス化燃焼処理法を用いた混合廃棄物の処理技術開発

日本原子力学会2014年春の年会
  • 佐々木 悠
  • ,
  • 青山 佳男
  • ,
  • 曽根 智之
  • ,
  • 中澤 修

開催年月日
2014年3月
記述言語
日本語
会議種別
開催地
東京
国・地域
日本

福島第一原子力発電所の事故の影響により発生した廃棄物には、線量が高く、可難燃物と不燃物との混合廃棄物及びこれに海水等が含まれた廃棄物が混在したものが存在する。これらを一般的な焼却炉で処理する場合、乾燥・分離・分別の工程が必要となるため、処理コストの増大が課題となる。また、焼却炉では、排ガス処理系に放射性物質が蓄積し、排ガス処理系のメンテナンス作業時、作業員の被ばくの増大が懸念される。これらの課題を解決するため、乾燥・分離・分別が不要であり、排ガス処理系への放射性物質の蓄積を抑制できるガス化燃焼処理法について、ロータリーキルン式ガス化処理試験装置を用いて、模擬試料の連続処理試験を実施し、処理時における廃棄物のガス化性能、Cs移行率等の処理性能を評価する試験を行った。試験結果より、試料の寸法が0.4mmに比べ10mmのものは減重率が低下した。これは、試料の比表面積の減少によりガス化効率が低下したことが原因と考える。

リンク情報
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5044772