2012年4月 - 2014年3月
難治性皮膚潰瘍に対する青色LED光を使用した光線力学療法の検討
日本学術振興会 科学研究費助成事業 若手研究(B)
今回の研究で、我々はMRSAに対する5-アミノレブリン酸(5-ALA)と410 nm LEDを用いた光線力学療法(PDT)の効果をin vitroとin vivoで評価した。その結果、410 nm LEDを用いたALA-PDTのMRSAに対するin vitroでの殺菌作用を認めた。in vivoでは、マウスに5-ALAを腹腔内投与することにより、創面のMRSAにPpIXが蓄積することがわかった。さらにALA-PDTは創傷治癒を促進し、創面の菌量を減少させることがわかった。これにより、ALA-PDTはMRSA感染潰瘍の新しい治療になる可能性がある事が示された。
- ID情報
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- 課題番号 : 24791916
- 体系的課題番号 : JP24791916