2021年1月5日
ヘテラーキーなツイッター共同体における大学生の行動の調査研究
Education and Information Technologies
- 巻
- 26
- 号
- 26
- 開始ページ
- 3155
- 終了ページ
- 3174
- 記述言語
- 英語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
- DOI
- 10.1007/s10639-020-10402-1
- 出版者・発行元
- シュプリンガー・ネイチャー
本研究では、大学生を対象に、授業以外のユーザーを含む特質を持ったオンライン知識ベースコミュニティの形成についての調査研究を行った。授業での課題を通して、学生は匿名でグローバル・イシューに関する意見をTwitterに投稿し、社会的アクターとメッセージ交換する活動を実施した。Twitterのアプリケーション・プログラミング・インターフェース(API)より、出現したすべての紐帯を収集した。データセットは、ソリスが提唱した、オンライン・ユーザーの個人的行動のスタイルであるビヘイビア・グラフィックスを用いて、各タイプに分類した。197人のユーザーによる954のツイートが集められ、20種類中13種類の行動グラフがツイッター・コミュニティで確認された。学生のメッセージは、紐帯のない孤立ツイートが全体の74%を占めた。社会的ユーザーのツイートは学生のツイートの14%に過ぎず、コミュニティ内のつながりは希薄であることがわかった。先行研究の結果における行動グラフのタイプと比較すると、学生のメッセージには、手がかりが欠ける内容、内容の阻害点、コミュニケーション行動の欠如、タイムラインへの配慮不足、好感度の欠如といった問題点があったことが確認できた。この結果から、知識ベースのコミュニティを拡大するためには、学生の社交性を養い、他のコミュニティを事前に調査する必要性が示唆された。今後の研究として、他コミュニティとのつながりを強化するための橋渡しを促進することの重要性について論じている。
- リンク情報
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- DOI
- https://doi.org/10.1007/s10639-020-10402-1 本文へのリンクあり
- 共同研究・競争的資金等の研究課題
- 国立の大規模オンライン講座による市民の公共資料活用支援の可能性
- URL
- https://link.springer.com/article/10.1007/s10639-020-10402-1 本文へのリンクあり
- ID情報
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- DOI : 10.1007/s10639-020-10402-1
- ISSN : 1573-7608
- ISSN : 1360-2357
- ORCIDのPut Code : 86247059
- SCOPUS ID : 85099050676