論文

査読有り
2010年10月

フッ化リチウム結晶のカラーセンター形成によるミクロンサイズ構造物の中性子イメージング

Nuclear Instruments and Methods in Physics Research A
  • 松林 政仁
  • ,
  • Faenov A. Ya.*
  • ,
  • Pikuz T.*
  • ,
  • 福田 祐仁
  • ,
  • 加藤 義章*

622
3
開始ページ
637
終了ページ
641
記述言語
英語
掲載種別
DOI
10.1016/j.nima.2010.07.058

フッ化リチウム結晶中のカラーセンター形成に基づく中性子イメージングを実証した。細い金ワイヤ,カドミウム板,ガドリニウム板,液体を内包した細い金属管を含むさまざまな試料が撮影された。実験の結果、フッ化リチウムは中性子イメージング検出器として、5.4$\mu$mの高空間分解能を有し、粒状性ノイズもほとんどなく、中性子フルエンスに対して優れた線型性と広いダイナミックレンジを有していることが明らかとなった。フッ化リチウムを用いた高空間分解能中性子イメージングは、中性子源やリチウムイオン電池,燃料電池等の軽元素で構成される電子機器の定量解析など、多様な応用に有効であると予想される。

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.1016/j.nima.2010.07.058
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5022565
ID情報
  • DOI : 10.1016/j.nima.2010.07.058
  • ISSN : 0168-9002

エクスポート
BibTeX RIS