基本情報

所属
国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 生物機能利用研究部門 上級研究員
学位
農学(2004年3月 岩手大学)

研究者番号
50442835
J-GLOBAL ID
201601008145335919
researchmap会員ID
B000259075

 基礎研究としては、イネ胚乳を標的とした外来遺伝子産物の安定的高度集積を目標として、イネ種子貯蔵タンパク質の細胞内輸送に関する研究や、イネにおける小胞体 (ER) ストレスの分子機構についての研究をおこなってきました。また、RNA-directed DNA methylation (RdDM) を介した Transcriptional gene silencing (TGS) をイネ品種改良に応用するための基盤的研究もおこなっていました。
 応用研究としては、遺伝子組換え技術を用いて、様々な機能性ペプチドやタンパク質を米胚乳に蓄積させた、健康機能性米の開発を進めてきました。これまで、血清コレステロール低下作用や高血圧改善作用が期待できる米、米アレルゲンを低減化させた米、スギ花粉米等、多数の有用形質を持つ遺伝子組換えイネを開発してきました。また、開発した組換えイネの社会実装(実用化)に向けた取り組みもおこなってきました。近年は、イネ・バレイショ・コムギ等のゲノム編集による形質改変に関する研究にも取り組んでいます。
 農業の新しいイノベーション創出に繋がる研究を精力的に進めたいと考えています。


論文

  73

MISC

  13