論文

査読有り
2016年9月

瑞浪超深地層研究所におけるコロイダルシリカを用いた大深度でのポストグラウチング

Proceedings of 8th Nordic Grouting Symposium
  • 辻 正邦*
  • ,
  • 小林 伸司*
  • ,
  • 佐藤 稔紀
  • ,
  • 見掛 信一郎
  • ,
  • 松井 裕哉

開始ページ
171
終了ページ
185
記述言語
英語
掲載種別

本論文は、瑞浪超深地層研究所(MIU)の大深度地下において実施したコロイダルシリカを用いたグラウト(CSG)の適用性を示している。瑞浪超深地層研究所では、深度300mにおけるポストグラウト試験で3年以上にわたりその耐久性と適用性が確認された。さらに、スウェーデンのプロジェクトとこの試験に関して、CSGの適用性を比較した結果、MIUにおいてスウェーデン式の理論的設計の適用性が示された。これを受け、MIUの深度500mの坑道においてさらなる湧水抑制とグラウチング手法の開発のためにスウェーデン式のグラウチング設計法を用いたCSGを実施し、このポストグラウチングによって湧水の低減が図られ、グラウチングした岩盤の透水係数は10$^{-9}$m/sより小さいと評価された。

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URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5056287

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