2014年7月
深度500mまでの施工実績にもとづく立坑掘削技術の評価; 瑞浪超深地層研究所研究坑道掘削工事
トンネルと地下
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- 巻
- 45
- 号
- 7
- 開始ページ
- 501
- 終了ページ
- 510
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 土木工学社
日本原子力研究開発機構では、岐阜県瑞浪市の瑞浪超深地層研究所において研究坑道の掘削を伴う調査研究を実施している。研究所は2本の立坑と複数の水平坑道群からなる地下施設で、現在、深度500mまで掘削が進んでいる。本報告では、これまでの施工実績に基づいて、湧水抑制対策と地山崩落対策について評価した結果を示す。湧水抑制対策では、立坑坑底からアンブレラ型の注入孔を配置してプレグラウトを実施し、所定の透水係数の改善が見られた。地山崩落対策では、ロックボルトによる補強工とシリカレジン注入による先受け工を組み合わせて、断層に沿った立坑掘削を安全に行った。いずれの対策工も、立坑掘削機械であるシャフトジャンボを用いて実施することにより、立坑掘削のショートステップ工法の掘削サイクルに効率よく取り入れることが可能である。
- リンク情報
- ID情報
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- ISSN : 0285-631X
- CiNii Articles ID : 40020228353
- CiNii Books ID : AN00176627