共同研究・競争的資金等の研究課題

2018年4月 - 2022年3月

一般日本人女性における潜在性動脈硬化と脳萎縮の実態解明:第2期調査

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(A)  基盤研究(A)

課題番号
18H04074
体系的課題番号
JP18H04074
配分額
(総額)
44,330,000円
(直接経費)
34,100,000円
(間接経費)
10,230,000円

まず本研究実施に関して滋賀医科大学倫理委員会の承認を得た。第一期調査にて、草津市住民より住民基本台帳法に則り閉経後の60歳から85歳の一般住民女性約3000名を無作為に抽出した。本研究代表者・分担研究者らが過去に実施した、同地域から無作為抽出した一般住民男性における疫学研究では応諾率が約30-40%であったため、これを考慮して対象者の抽出を、5歳年齢階級毎の対象者数がほぼ均等になるように抽出した。今回の第二期調査でも、無作為抽出された対象者には郵便及び電話で研究への参加を依頼した。調査および分析プロトコールは、本研究代表者・分担研究者らが同地域一般住民男性において既に実施した、または実施中の疫学研究の際に用いた、標準化されたプロトコールに基づき作成した。検査内容は、胸腹部CT検査、頭部MRI検査、認知機能検査、頚動脈エコー検査、血圧測定、心電図、血液・尿検査、活動量・歩数検査、等である。平成30年4月から実調査を開始した。本年度も、COVID-19感染拡大のため4月~9月は調査を中止したが、その後10月より調査を再開し、継続した。調査は土・日曜と2日連続して実施した。調査場所は、滋賀医科大学病院に隣接する滋賀医科大学アジア疫学研究センター内の疫学研究専用クリニックである。対象者には、調査実施前に、研究者から研究内容の説明を行い、研究参加の同意を得た。将来の関連遺伝子検査を含め、胸腹部CT検査、頭部MRI検査など、個別の項目について分割して同意を得た。撮影された胸腹部CT画像、頭部MRI画像、頸部超音波画像等については、順次、精度管理を行いつつ研究者等による各種計測を実施した。血清脂質、血糖値等、主要な血液検査項目については十分な精度管理の下、順次測定を行った。検査結果については、医師が最終判定を行い、コメントと共に対象者に返却した。2020(令和2)年度は46名の調査を実施完了した。

リンク情報
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-18H04074
ID情報
  • 課題番号 : 18H04074
  • 体系的課題番号 : JP18H04074