1994年 - 1994年
並列デ-タベ-スシステムにおける問い合せ処理の最適化技法の研究
文部科学省 科学研究費補助金(奨励研究(A)) 奨励研究(A)
近年、並列計算機がワ-クステ-ションのシリ-ズとして発表されるようになり、商用デ-タベ-スシステムとしても並列処理を導入したものも現れるなど、並列処理によるシステムの効率化を目指すことが急務となっている。しかし、現在の並列商用デ-タベ-スでは異なるプロセッサ上の処理毎のプロセスを割り振っただけの単純な並列化処理方式を採用しているものがほとんどであり、デ-タベ-スシステムに内在する並列性を十分にひきだしているとはいえない。特に、近年デ-タベ-スシステムとして中心的な存在となった関係デ-タベ-スシステムはその処理負荷が重く、並列処理による性能向上が期待されており、この2〜3年のデ-タベ-スシステムの研究課題として着目を集めている。本研究の目的は、複数の結合演算を主とする複雑な問い合わせに対する並列処理化とその最適化について考察し、与えられた並列環境の中でその計算機資源(プロセッサ数、メモリ容量、ディスク数)と対象となるデ-タの大きさ、デ-タの分布などから最適な処理性能が得られるように動的に処理を各プロセッサに割り付けることで、並列処理効果をより高める最適化技法を開発することである.まず,計算機資源を対象とした並列デ-タベ-スシステムの問い合わせ最適化処理を構築する上でのキ-パラメタを求めるため、実行時に動的に変動するパラメタを検討し効率の良い並列処理性能を得るための要件を考察を行...
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- 課題番号 : 06780238