1993年 - 1993年
オブジェクト指向デ-タベ-スの高速化を目的とした新しい二次記憶編成法の基礎研究
文部科学省 科学研究費補助金(一般研究(B)) 一般研究(B)
プログラミング言語に於いてその重要性が認知されつつあるオブジェクト指向の概念は、デ-タベ-スシステムに於いても研究が盛んに行なわれている。我々はオブジェクト指向デ-タベ-ス構築の為のツ-ルとしてCを基本とするP3Lと呼ぶパ-システントプログラミング言語を開発している。本言語に於けるパ-システント記憶システムとして、まずkalaなるプロダクトへの構築を行なった。そしてよりオ-プンな実現を目指し、ウィスコンシン大学に於けるExodousプロジェクトで開発されたExodous Storage Managerとの接続を実現した。この様にP3Lに於けるパ-システントストアに関するインタフェ-スは種々の外部記憶システムとの接続が容易であることを実証出来た。これらの実績をふまえ、ログストラクチャファイルを基本とした独自のパ-システントストア設計を行なった。オブジェクト指向デ-タベ-スでは、オブジェクトの大きさが大きく変動することから、効率の高い二次記憶管理手法が望まれる。LFSではオブジェクトの変更・挿入を一括化することにより、性能を改善しているが、これに対し主研究では検索に対しても、互いに参照頻度の高いオブジェクト群を動的にクラスタリングし、新たなセグメントとして保存することにより、より高いロ-カリティを達成することが可能とすべくLFSへの拡張を行なった。このクラスタリング処理の駆動は更...
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- 課題番号 : 05452350