共同研究・競争的資金等の研究課題

2010年 - 2012年

アルツハイマー病における糖タンパクの糖鎖異常の解析

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(C)  基盤研究(C)

課題番号
22590933
体系的課題番号
JP22590933
担当区分
研究分担者
配分額
(総額)
4,160,000円
(直接経費)
3,200,000円
(間接経費)
960,000円

アルツハイマー病(AD)で糖鎖の変化しているトランスフェリンと免疫系関連タンパク(タンパクXとする)について糖鎖量を測定し、いずれもADの血液中で病初期から糖鎖量が変化していることを見出した。さらにタンパクXについては、ADとAD以外の認知症の鑑別診断が可能であることも示唆された。またADの髄液・血液中のタンパクXの糖鎖量の変化は髄液中Aβと相関していることから、脳内のAβの変化を血液でモニターできる指標でもあり、優秀な血液診断マーカーとなりうることが考えられた。トランスフェリンのシアル酸の変化についても、その原因がシアル酸を付加する酵素であるα-2,6 シアリルトランスフェラーゼが血液中で減少していることであることが示唆され、ADと糖鎖異常とは深く関連していると考えられた。

リンク情報
URL
https://kaken.nii.ac.jp/file/KAKENHI-PROJECT-22590933/22590933seika.pdf
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-22590933
ID情報
  • 課題番号 : 22590933
  • 体系的課題番号 : JP22590933