共同研究・競争的資金等の研究課題

2006年 - 2008年

Aβ新規関連タンパクβ-Alcのアルツハイマー病診断マーカーとしての臨床応用

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(C)  基盤研究(C)

課題番号
18590940
体系的課題番号
JP18590940
担当区分
研究分担者
配分額
(総額)
3,900,000円
(直接経費)
3,300,000円
(間接経費)
600,000円

アルカデインα, β, γそれぞれについて、α-, β-, γ-セクレターゼによる切断部位を決定し、切り出されるβ-Alc とp3-Alcのアミノ酸配列を決定した。そのうち髄液中のp3-Alcαについてp3-Alcα35とp3-Alcα38を測定すると、AD群ではコントロール群やAD以外の認知症群と比較して、p3-Alcα38/35 比が増加していた。またp3-Alcα38/35比とAβ42/40比は、AD群とコントロール群は有意に異なっていた(p<0.05)。これらのことにより、ADではp3-Alcαのγ-セクレターゼによる切断サイトが変化しており、早期発見のためのバイオマーカーとして有効であることが示唆された。また、p3-Alcα35の抗体を作成してサンドイッチELISA法を簡易測定法として確立した。

リンク情報
URL
https://kaken.nii.ac.jp/file/KAKENHI-PROJECT-18590940/18590940seika.pdf
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-18590940
ID情報
  • 課題番号 : 18590940
  • 体系的課題番号 : JP18590940