2019年6月
【Down症候群の医療管理】医療管理 甲状腺機能低下症・亢進症
小児内科
- ,
- 巻
- 51
- 号
- 6
- 開始ページ
- 796
- 終了ページ
- 800
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- (株)東京医学社
<Key Points>(1)Down症候群は、30%程度に甲状腺機能異常を認め、経年的に抗甲状腺抗体の陽性例が増加し、橋本病などの頻度が上昇する。(2)生後半年までに2〜3回程度、それ以後は生涯にわたり年1回程度の甲状腺機能評価が望ましい。(3)軽症例においては、TSH≧10μIU/mLで治療開始を推奨している。また抗甲状腺抗体陽性例や甲状腺腫大例は、より注意深い管理が必要である。(4)Down症候群に合併したBasedow病に対するMMI治療の反応性については、一定の見解が得られていない。(著者抄録)
- ID情報
-
- ISSN : 0385-6305
- 医中誌Web ID : 2019251666