2011年3月31日
リーメンビューゲル再装着法の治療成績
新潟整形外科研究会会誌
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- 巻
- 27
- 号
- 1
- 開始ページ
- 66
- 終了ページ
- 172
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- (一社)日本小児整形外科学会
【目的】当院におけるリーメンビューゲル(以下、RB)再装着法の治療成績を明らかにし、その是非を考えること。【対象と方法】1989〜2004年までRB再装着法(以下、再装着法)による治療を試みた先天性股関節脱臼40例42股を対象とした。初回RB治療不成功後、4週間の待機期間をおいて再装着を開始、初回同様2週間まで継続した。再装着による整復率、整復成功例については再装着から整復確認までの期間と骨頭壊死の有無を調査した。整復予測因子として初回RB法を行った医療機関、家族歴、性別、罹患側、再装着前のクリックの有無を調査し、項目ごとに整復率を比較した。【結果】整復率は47.6%で再装着から整復確認までにかかった期間は7.3±3.5日、骨頭壊死はなかった。再装着前にクリックを認めた例と左罹患例は有意に整復率が高かった。【結論】RB再装着法は簡便で比較的安全に行える治療法であり、初回RB治療不成功後の選択肢の一つとなる治療法である。(著者抄録)
- リンク情報
- ID情報
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- ISSN : 0914-6636
- 医中誌Web ID : 2011336404
- J-Global ID : 201102213034435824