MISC

2005年10月

【骨壊死 最新の診断と治療】 基礎的アプローチ 治療に関する研究 ラット大腿骨頭壊死症モデルにおける遺伝子治療の試み

別冊整形外科
  • 伊藤 知之
  • ,
  • 近藤 直樹
  • ,
  • 高野 玲子
  • ,
  • 北原 洋
  • ,
  • 伊藤 雅之
  • ,
  • 徳永 邦彦
  • ,
  • 遠藤 直人

48
開始ページ
60
終了ページ
63
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
(株)南江堂

ラット外傷性大腿骨頭壊死症モデルにin vivo electroporation法を用いて遺伝子導入を行い,経時的に対照群と比較した.プラスミドベクターはpCAGGSとpCAGGS-luciferaseを用い,hepatocyte growth factor(HGF)遺伝子を導入した.ルシフェラーゼ発現期間は導入2日目にピークを認め,6週で対照群レベルに戻った.遺伝子治療実験ではHGF導入1週間後,対照群と比較して壊死骨周囲に破骨細胞が多数出現し,6週後では添加骨形成量の増加傾向を認め,特に頸部基部では有意差を認めた.HGFを導入することによりラット骨髄壊死修復過程を装飾することができたが,その効果は一時的であった

ID情報
  • ISSN : 0287-1645
  • 医中誌Web ID : 2006049570

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