1999年 - 2001年
新しい二酸化窒素反応性窒素様種の生体内発生とその防御機構の解明
文部科学省 科学研究費補助金(基盤研究(A)) 基盤研究(A)
- 課題番号
- 11307006
- 体系的課題番号
- JP11307006
- 担当区分
- 連携研究者
- 配分額
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- (総額)
- 37,190,000円
- (直接経費)
- 34,400,000円
- (間接経費)
- 2,790,000円
- 資金種別
- 競争的資金
好酸球ペルオキシダーゼによる活性窒素種産生に伴うアミノ酸及び蛋白質アミノ酸のチロシンニトロ化の基礎的検討と病態生理学的意義を、好酸球を中心にヒト好酸球由来白血病細胞株やアトピー性皮膚炎発症NC/Ngaマウスを用いて検討した。免疫組織学的方法論に関して、固定法により好酸球が抗ニトロチロシン抗体陽性になることがわかり、好酸球の浸潤の見られる組織の固定法には十分注意する必要があることが判明した。この基礎的検討より、アトピー性皮膚炎発症NC/Ngaマウスにおける、アトピー性皮膚炎発症時に、皮膚組織に浸潤する好酸球にニトロチロシン陽性細胞が多くなることや、好酸球は、多の細胞から産生された活性窒素種により容易にニトロ化されやすいことも判明した。好酸球は種々の活性窒素種を消去する防御的役割を有している可能性が考えられた。また、ヒト好酸球由来白血病細胞株(Eol-1)を用いて、ブチル酸分化誘導後、H202とNO2-添加によるニトロチロシン生成能を検討した結果、誘導されたのは好酸球ペルオキシダーゼでなくミエロペルオキシダーゼであることを確認した。さらに、ラット臓器においてチロシンニトロ化能を有するペルオキシダーゼ酵素の分布を検討した結果、消化管に存在する好酸球ペルオキシダーゼ由来のものと肺、脾臓、心臓に由来する未知のペルオキシダーゼに分かれた。そのうち心臓では、ヘモグロビンとミオグロビン以外に...
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- 課題番号 : 11307006
- 体系的課題番号 : JP11307006