講演・口頭発表等

東海再処理施設における低放射性廃液の処理技術開発,18; Cs/Sr吸着材の実機適用に向けた検討

日本原子力学会2018年秋の大会
  • 伊藤 義之
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  • 松島 怜達
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  • 佐藤 史紀
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  • 橋本 崇紀*
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  • 鈴木 達也*
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  • 宮部 慎介*
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  • 佐久間 貴志*
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  • 菊地 香織*
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  • 出水 丈志*

開催年月日
2018年9月
記述言語
日本語
会議種別
開催地
岡山
国・地域
日本

本研究では、東海・再処理施設内の低放射性廃棄物処理技術開発施設(LWTF)の吸着塔で使用するCs及びSr吸着材の検討を行っている。吸着対象の廃液は、約5mol/Lの高濃度硝酸塩廃液でありCa等も含むため、Cs及びSr吸着材は、高い選択性等を必要とする。本報では、福島第1原子力発電所の汚染水処理に使用され、CsやSrを同時に吸着できるケイチタン酸塩系の吸着材(ピュアセラム)のLWTF吸着塔への適用を検討するため、2本の吸着カラムを連結させたカラム試験を行った。その結果、Csは破過し難く、前回の報告と同様に破過容量が大きいことが分かった。Srの5\%破過容量は、前回の報告と比べて約2倍となり、破過容量の向上が図れる見通しを得た。

リンク情報
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5062892