2015年12月
盤洲干潟における土壌への放射性セシウムの堆積・・・残留に影響を与える要因に関する検討
土木学会論文集G(環境)
- ,
- ,
- 巻
- 71
- 号
- 7
- 開始ページ
- 259
- 終了ページ
- 266
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
- DOI
- 10.2208/jscejer.71.III_259
- 出版者・発行元
- 公益社団法人 土木学会
干潟における福島第一原発事故由来の放射性セシウムの堆積・残留傾向を調べるため,千葉県木更津市の盤洲干潟において土壌放射性セシウム濃度の測定を行った.得られた土壌放射性セシウム濃度の最大値は70Bq/kg-乾土であり,周辺自治体が2011年当時に測定した土壌放射性セシウム濃度と半減期補正後に比較して同程度の値であった.また,134Cs/137Csの値は0.40~0.79となり,原発事故以前の放射性セシウムが残留していることが示唆された.放射性セシウム濃度に影響を及ぼす要因について,測定により得られた実測放射性セシウム濃度,原発事故由来と仮定した濃度,原発事故以前から存在したと仮定した濃度のそれぞれを目的変数としてステップワイズ法による重回帰分析を行ったところ,それぞれ異なる組み合わせの変数が選択されたが,強熱減量は全てのケースで選択された.
- リンク情報
- ID情報
-
- DOI : 10.2208/jscejer.71.III_259
- ISSN : 1341-5115
- eISSN : 2185-6648
- CiNii Articles ID : 130005155779
- CiNii Research ID : 1390282680334486656