MISC

2016年1月

$\gamma$線照射下中性溶液中での炭素鋼の腐食量推定

Proceedings of 17th Asian Pacific Corrosion Control Conference (APCCC-17) (USB Flash Drive)
  • 山本 正弘
  • ,
  • 小松 篤史
  • ,
  • 佐藤 智徳
  • ,
  • 中野 純一
  • ,
  • 上野 文義

開始ページ
8
終了ページ
記述言語
英語
掲載種別

福島第一原子力発電所では、事故後の廃止措置が鋭意進められているが、最終的には30年以上の時間がかかると考えられている。その間、燃料などを内含する格納容器の健全性を維持することは非常に重要である。格納容器は炭素鋼でできているが、現在は窒素ガスを注入しているため腐食は大幅に緩和されている。しかしながら、格納容器内には多くの放射性物質が内包されており、これらからの$\gamma$線による腐食の影響が懸念される。そこで、炭素鋼の腐食への放射線影響を評価するために、$\gamma$線照射試験と実験室での電気化学試験で腐食量の予測を試みた。その結果、炭素鋼の腐食は、放射線分解で生成する酸素と過酸化水素量で推定できること、腐食速度は試験初期には大きいが時間経過後には定常値に近づき、その値を元に予測可能であることが明らかになった。

リンク情報
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5053840

エクスポート
BibTeX RIS