MISC

2008年10月

中性純水中での炭素鋼の流れ加速型腐食に及ぼす添加元素及び流速条件の影響

Proceedings of 16th Pacific Basin Nuclear Conference (PBNC-16) (CD-ROM)
  • 佐藤 智徳
  • ,
  • 宇賀地 弘和
  • ,
  • 塚田 隆
  • ,
  • 内田 俊介

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6
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記述言語
英語
掲載種別

流れ加速型腐食(FAC)は炭素鋼の表面酸化被膜の溶出が、高い表面流速により加速される現象である。本研究では、チューブ型の炭素鋼試験片によるFAC速度のその場測定により、150$^{\circ}$C中性純水中でのFACにおける炭素鋼の合金元素の影響を評価した。結果は以下のとおりである。(1)炭素鋼標準材でのFAC速度は流速の1.2乗に依存した。(2)FACは0.03\%以上Crを含む炭素鋼では測定下限以下まで低減された。(3)0.1\%Niを含む炭素鋼ではFACの低減が確認された。(4)NiによるFAC低減効果と、Crによる低減効果の違いを表面被膜の化学組成分析により確認した。(5)CuのFACへの影響は確認されなかった。また、流速がFAC速度に与える影響についての試験結果も報告する。

リンク情報
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5015168

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