反応度事故条件下における高燃焼度9$\times$9BWR燃料の挙動
日本原子力学会2010年秋の大会
- ,
- ,
- ,
- ,
- 開催年月日
- 2010年9月
- 記述言語
- 日本語
- 会議種別
- 開催地
- 札幌
- 国・地域
- 日本
高燃焼度9$\times$9型BWR燃料(59GWd/t)を対象に反応度事故(RIA)を模擬したNSRRパルス照射実験を行い、破損時燃料エンタルピに関するデータと破損メカニズムに関する知見を得た。燃料は、安全委員会が定めるPCMI破損しきい値を上回る約342J/gに破損時燃料エンタルピが達した時点で破損し、破損条件及び破損形態について8$\times$8型燃料との間に差異は見られなかった。また、破損部の観察結果から、燃料の破損は水素濃度や水素化物の析出と関連があると推測され、破損時エンタルピは水素吸収量と比例関係にある被覆管外面腐食量と良い相関を示すと考えられる。