論文

査読有り
2020年4月

NSRR周辺の公衆が設計要求を超える外的事象によって受ける放射線影響の評価

Journal of Nuclear Engineering and Radiation Science
  • 求 惟子
  • ,
  • 秋山 佳也
  • ,
  • 村尾 裕之

6
2
開始ページ
021115\_1
終了ページ
021115\_11
記述言語
英語
掲載種別
DOI
10.1115/1.4045075

NSRR(Nuclear Safety Research Reactor)は、TRIGA-ACPR型(Annular Core Pulse Reactor: 円環炉心パルス炉; GA社製)の研究炉で、反応度事故時の原子炉燃料の安全性を研究するため、燃料照射実験を行っている。福島第一発電所の事故後の新規制基準において、研究炉は施設のリスクに応じた規制(グレーデッドアプローチ)が行われている。グレーデッドアプローチを適用するにあたってNSRR施設のリスクレベルを明らかにするため、外的事象によって受ける周辺の公衆の放射線影響について評価した。そのうち、地震及び地震に伴って発生する津波並びに竜巻によってNSRRの安全機能を喪失した場合の影響評価の結果について報告する。評価の結果、地震及びそれに伴って発生する津波並びに竜巻よってNSRRの安全機能を喪失した場合においても、周辺の公衆の実効線量が5mSv/eventを下回ることから、NSRR施設のリスクが小さいことを確認した。

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.1115/1.4045075
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5068737
ID情報
  • DOI : 10.1115/1.4045075
  • ISSN : 2332-8975

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