論文

1994年12月

泌尿器科領域感染症におけるbiapenemの基礎的・臨床的検討

日本化学療法学会雑誌
  • 渡辺 豊彦
  • ,
  • 竹中 皇
  • ,
  • 林 俊秀

42
Suppl.4
開始ページ
486
終了ページ
496
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
(公社)日本化学療法学会

1)尿路感染症分離株14菌種210株に対するBIPMのMICを測定し,imipenem (IPM), ceftazidime (CAZ), latamoxef (LMOX)およびcefoperazone (CPZ)と比べた。全体的に見ると本剤の抗菌力は,IPMとほぼ同等,CAZ, LMOXおよびCPZより3〜4管程度優れていた。2)複雑性尿路感染症30例を対象に,本剤1回150〜450mgを1日2回,4〜8日間投与した。評価可能であった23例の総合臨床効果は著効7例,有効10例,無効6例であった。細菌学的効果では35株中,消失30株,存続5株であった。急性前立腺炎の1例は主治医判定で有効であった。副作用および臨床検査値異常変動はなかった

ID情報
  • ISSN : 1340-7007
  • 医中誌Web ID : 1995128167

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