1993年12月
Cefozopranの泌尿器科領域における基礎的・臨床的検討
日本化学療法学会雑誌
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- 巻
- 41
- 号
- Suppl.4
- 開始ページ
- 309
- 終了ページ
- 318
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- (公社)日本化学療法学会
1)尿路感染症分離株14菌種206株に対するcefozopranのMICを測定し,imipenem(IPM),ceftazidime(CAZ),latamoxef(LMOX)およびcefoperazone(CPZ)と比較した。本剤の抗菌力はIPMより1管程度劣っているものの全菌種でおしなべて高い抗菌力を示し,CAZとほぼ同等,LMOX,CPZに比し1〜2管程度優れていた。2)複雑性尿路感染症59例,急性前立腺炎2例に本剤を1回250mg,500mg,1000mgまたは2000mg(力価),1日1回または2回,4〜10日間連続点滴静注した。評価可能であった複雑性尿路感染症47例の総合臨床効果は著効10例,有効27例,無効10例であった。細菌学的効果では47株中,消失41株,存続6株であった。急性前立腺炎で評価可能2例の総合臨床効果は有効2例であり,2例ともに菌は陰性化した
- ID情報
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- ISSN : 1340-7007
- 医中誌Web ID : 1994125271