1993年6月
尿路感染症に対するS-1108の基礎的・臨床的検討
日本化学療法学会雑誌
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- 巻
- 41
- 号
- Suppl.1
- 開始ページ
- 448
- 終了ページ
- 455
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- (公社)日本化学療法学会
1)尿路感染症由来菌14菌種202株に対する本剤のMICを測定し,同系薬剤であるcefaclor(CCL),cefixime(CFIX),cefteram(CFTM)と比較した。全体として,CFIX,CFTMとほぼ同等,CCLに比し2〜6管優れた抗菌力を示した。2)急性単純性膀胱炎4例および複雑性尿路感染症24例を対象に,本剤75〜150mgを1日3回,3〜7日間投与した。急性単純性膀胱炎では効果判定可能の2例はいずれも著効であった。複雑性尿路感染症に対しては著効8例,有効8例,無効3例であり,用量別には1日225mg投与群で4例全例,300mg投与群で10例中9例,450mg投与群では5例中3例が有効以上であった。細菌学的効果では投与前分離菌10菌種22株の内21株が消失した。投与後出現菌としては5菌種5株が認められた。自・他覚的副作用および臨床検査値の異常変動は1例もなかった
- ID情報
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- ISSN : 1340-7007
- 医中誌Web ID : 1994033182