2016年5月
【細胞死 新しい実行メカニズムの謎に迫り疾患を理解する ネクロプトーシス、パイロトーシス、フェロトーシスとは?死を契機に引き起こされる免疫、炎症、再生の分子機構とは?】(第2章)死細胞の認識、貪食、生体応答 C型レクチンMincleによる死細胞の認識
実験医学
- ,
- 巻
- 34
- 号
- 7
- 開始ページ
- 1101
- 終了ページ
- 1105
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- (株)羊土社
生体は「自己」「非自己」を見分けることで免疫応答を惹起していると考えられてきた。しかし生体には、しばしば有害な自己も存在する。そこで近年、免疫は損傷によって放出される分子パターン(DAMPs)を認識し、「無害」「有害」を見分けることで機能しているという「Danger theory」が提唱されてきた。われわれはC型レクチン受容体Mincleが病原体由来糖脂質のみならず、内因性糖脂質を認識することを見出した。(著者抄録)
- ID情報
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- ISSN : 0288-5514
- ISBN : 9784758103541
- 医中誌Web ID : 2016297921