2020年9月 - 2022年3月
マイオカインによる臓器相関に着目した新規NAFLD治療ターゲットの探索
日本学術振興会 科学研究費助成事業 研究活動スタート支援 研究活動スタート支援
非アルコール性脂肪性肝疾患に対する有効な治療法の開発が急務である。本研究では新たにマイオカイン関連6因子(Angptl4, Bdnf, Cxcl1, Igf1, IL-6, Pgc1a)がマウスモデルにおける脂肪肝、インスリン抵抗性の増悪に関連していることを見出した。さらに培養細胞を用いた検討にてAngptl4、Cxcl1およびBdnfは肝細胞内のミトコンドリアの基礎呼吸酸素消費量および最大呼吸酸素消費量、ATP産生を調整していることを明らかとした。本研究結果により骨格筋より分泌されるマイオカインを主軸とした、脂肪肝、肥満に対する新たな治療ターゲットが明らかとなった。
- ID情報
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- 課題番号 : 20K22898
- 体系的課題番号 : JP20K22898