2020年11月 - 2025年3月
X 線領域の観測技術の革新によるダークマター探索
日本学術振興会 科学研究費助成事業 学術変革領域研究(A) 学術変革領域研究(A)
暗黒物質の候補には様々なものが上げられているが,本研究では主にX線領域において,太陽アクシオンの直接検出と,XRISM衛星を用いた宇宙観測の2つをあげている。太陽アクシオンの検出実験においては,57Feを吸収体とする超伝導転移端型マイクロカロリメータによる検出を第一候補とし,検出器のデザイン,要素開発をすすめている。2020年度は,超伝導転移端薄膜を作成するための蒸着装置を設計,導入した。またFeによる吸収体を作成,低温での電気伝導度等の特性評価を行ない,それに基づいた新たな素子設計をすすめている。XRISM衛星については順調に開発がすすんでいる。
- ID情報
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- 課題番号 : 20H05857
- 体系的番号 : JP20H05857
この研究課題の成果一覧
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論文
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IEEE Transactions on Applied Superconductivity 1-5 2023年