2010年10月 - 2013年3月
HLA-Gの移植免疫における機能についてー急増する報告の検証ー
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
研究成果の概要(和文):近年、各種臓器移植において、移植片の生着がHLA-Gの発現と相関するという報告が急増しているため、この検証を行った。その結果、移植の前後、移植片生着の有無に関わらず患者末梢血中にはHLA-G抗原やHLA-G陽性細胞が検出され、移植との有意の相関は認められなかった。ただし、ELISAにより検出された血漿中の可溶性HLA-G抗原は、現時点においては、Western blot によってはHLA-G蛋白であると証明されなかった。
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- 課題番号 : 22591413
- 体系的課題番号 : JP22591413