2016年12月
【看護理工学は創造する―エコーを用いた最新の研究成果】「点滴漏れを減らすための血管を可視化する研究」からみた看護学とものづくり
看護研究
- 巻
- 49
- 号
- 7
- 開始ページ
- 589‐594
- 終了ページ
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.11477/mf.1681201322
私は今春,東京大学医学部健康総合科学科を卒業し,現在は東京大学大学院医学系研究科健康科学・看護学専攻修士課程にて,看護学と生物学,工学の融合分野である看護理工学の研究手法を学んでいる。私の看護学分野における初めての研究である学部の卒業研究では,末梢の静脈へのカテーテル留置に伴う合併症発生の予防をめざし,超音波画像を用いた,より正確なアセスメントを可能とする「末梢静脈留置カテーテル刺入部位選択支援のための仮想超音波プローブシステム」のコンセプトの考案,開発,看護師を対象とした評価実験を行なった。この卒業研究や看護学の実習を通じて,療養生活において医療が患者に我慢をさせてしまっている現状を知り,現在は「我慢させない療養生活」の実現をめざした研究を行なっている。
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.11477/mf.1681201322
- ISSN : 0022-8370
- J-Global ID : 201602275648579715