論文

査読有り
2011年9月

マグネシウム含有ケイ酸塩を用いたイナートマトリックス用窒化ケイ素の作製と特性

Progress in Nuclear Energy
  • 臼杵 俊之
  • ,
  • 吉田 克己*
  • ,
  • 矢野 豊彦*
  • ,
  • 三輪 周平
  • ,
  • 逢坂 正彦

53
7
開始ページ
1078
終了ページ
1081
記述言語
英語
掲載種別
DOI
10.1016/j.pnucene.2011.04.012

長寿命核種であるマイナーアクチニド(以下MA)を安定核種に変換する技術の一つに、MAを不活性母材(イナートマトリックス)で固定化し、原子炉内で核変換するという方法がある。窒化ケイ素セラミックスは、高い熱伝導率、及び中性子照射に対する耐性を持つため、イナートマトリックスの候補材料に挙げられている。本研究ではMAの模擬材としてCeO$_{2}$窒化ケイ素セラミックスを作製した。資源の有効利用の観点から、焼結助剤にはアスベスト廃材の主成分であるマグネシウム含有ケイ酸塩(フォルステライト,エンスタタイト,ステアタイト)を用いた。フォルステライトを焼結助剤とした試料では、1723Kの焼結で相対密度90\%以上の焼結体が得られた。また、どの試料においても、1923Kの焼結体では、34W/m K以上の高い熱伝導率を示し、良好な熱特性を示した。

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.1016/j.pnucene.2011.04.012
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5027648
ID情報
  • DOI : 10.1016/j.pnucene.2011.04.012
  • ISSN : 0149-1970

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