MISC

2014年7月

R行列理論解析に基づく5.2MeVまでの中性子エネルギーに対する$^{16}$O断面積の推定

NEA/NSC/DOC(2014)13 (Internet)
  • 国枝 賢
  • ,
  • 河野 俊彦*
  • ,
  • Paris M.*
  • ,
  • Hale G. M.*
  • ,
  • 柴田 恵一
  • ,
  • 深堀 智生

開始ページ
33
終了ページ
39
記述言語
英語
掲載種別

核反応断面積の測定値間に食い違いが見られるケースは珍しくない。これは評価済み断面積における誤差の要因となり、最終的には積分計算における不確かさとなって現れる。酸素-16は原子力工学において重要な原子核の一つであるが、中性子弾性散乱や(n,$\alpha$)反応断面積においては、測定値間に系統的な差異がある等の問題が指摘されている。本研究では、R行列理論とよばれる厳密な核反応理論を用いて測定データを解析することにより、中性子共鳴領域における上述の問題を解決した。さらに、推定した断面積に現実的な誤差・共分散データを与えた。会議では本研究成果を報告すると共に、得られた解析値と測定値間の違いについて議論する。

リンク情報
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5043540

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