R行列理論に基づく計算コードの開発及びO-16に対する中性子断面積・共分散の解析
日本原子力学会2012年秋の大会
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- 開催年月日
- 2012年9月
- 記述言語
- 日本語
- 会議種別
- 開催地
- 東広島
- 国・地域
- 日本
酸素等の軽原子核は原子炉の冷却材、中性子減速材や反射材として利用されるとともに人体の構成原子核でもある。したがって軽核に対する核反応断面積と共分散を評価・整備し核データとしてデータベース化することは原子力工学及び放射線医療の観点から重要である。本研究では共鳴領域における軽原子核中性子断面積の評価のために多チャンネルR行列理論に基づく解析コードの開発を行った。開発したコードは理論計算のみならず共鳴パラメータサーチと共分散の推定機能を備えており、複数の実験データを一貫して解析することが可能である。また逆反応も同時に解析することができるため、これまでの測定で得られたデータ資源を最大限利用することができる。発表では解析コードの概要及びO-16に対する中性子断面積・共分散の解析結果を報告する。