2010年8月
熱化学法ISプロセスにおける直接接触硫酸濃縮試験
日本機械学会関東支部茨城講演会2010講演論文集
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- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
日本原子力研究開発機構では、高温ガス炉の核熱を用いて水から水素を製造する熱化学法ISプロセスの研究開発を進めている。熱化学法ISプロセスの実用化には、コンパクトで簡素な機器の開発が必須である。これに対し、直接接触式熱交換器は、従来の伝熱管型やプレート型の熱交換器と異なり、伝熱壁が不要であり、有効伝熱面積を大きくできるため、機器のコンパクト化や構造の簡素化が可能である。そこで、直接接触式熱交換器を熱化学法ISプロセスの硫酸濃縮工程に適用するための試験計画を立案した。本稿では硫酸濃縮に用いる直接接触式熱交換器の設計に必要な硫酸の物質移動係数の測定方法について検討した結果を報告する。