講演・口頭発表等

国際会議

高温ガス炉導入に向けた原子力機構の研究開発の現状

10th International Topical Meeting on High Temperature Reactor Technology (HTR 2021)
  • 柴田 大受
  • ,
  • 西原 哲夫
  • ,
  • Yan X.
  • ,
  • 久保 真治
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  • 國富 一彦

開催年月日
2021年6月
記述言語
英語
会議種別
国・地域
インドネシア

原子力機構では高温ガス炉の研究開発を進めている。原子炉に関連する研究開発はHTTRを用いて行なっており、HTTRは原子力規制委員会の定めた新規制基準に沿って2020年6月3日に運転再開に向けた設置変更許可を取得した。運転再開の後には、OECD/NEAのLOFCプロジェクトとして、2つの安全性実証試験を行なう予定である。熱利用技術として、ヘリウムガスタービンやISプロセスによる水素製造に関する技術開発を進めており、高温ガス炉の実用化に向けて、HTTRにヘリウムガスタービンと水素製造施設を接続した試験を計画している。また、高温ガス炉の導入に向けたスキームとして、原子力機構の研究開発,国際協力,民間企業への期待について検討している。高温ガス炉の実用化に向けて、HTTRを利用する試験を行なう新たな国際協力の枠組みの構築が重要である。

リンク情報
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5069585