MISC

2017年

生殖補助医療現場で使用されている手技等に関する全国調査

日本卵子学会誌
  • 高山修
  • 倉田裕子
  • 小倉初音
  • 坂東裕香里
  • 大和礼
  • 本橋秀之
  • 中塚幹也
  • 中塚幹也
  • 舟橋弘晃
  • 舟橋弘晃
  • 舟橋弘晃
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開始ページ
59
終了ページ
64
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
(一社)日本卵子学会

我々は胚培養士のキャリア養成カリキュラムの開発を試みているが、生殖補助医療に関連する手技は、非常に多くの種類があり、実技指導でどの手技を選択するべきかという問題に直面している。実際に実施されている手技に関する全国規模の調査はこれまでになく、カリキュラム充実化のため本調査を実施した。日本産科婦人科学会諸登録592施設へ調査票を郵送し、271施設より回収(回収率45.8%、有効回答数268)した。常勤胚培養士1人あたりの年間採卵周期数の中央値は88.3周期であった。胚移植の時期別実施率はDay5が最も多く(98.9%)、二段階胚移植およびSEET法はそれぞれ30.2%、37.3%の施設で実施されていた。精液処理法別実施率は、遠心濃縮法、密度勾配法、swim-up法でそれぞれ31.2%、86.5%、76.3%であった。ICSIは、スパイク型ピペット法が90.2%、ピエゾ法が15.4%、レスキューICSIは15.4%、1 day old ICSIは31.9%の施設で実施されていた。これらの結果を踏まえて養成カリキュラムを作成することで、より高い教育効果が得られると考えられる。(著者抄録)

リンク情報
J-GLOBAL
https://jglobal.jst.go.jp/detail?JGLOBAL_ID=201802225949904021
URL
https://search.jamas.or.jp/index.php?module=Default&action=Link&pub_year=2017&ichushi_jid=J06804&link_issn=&doc_id=20171222250005&doc_link_id=40021474772&url=https%3A%2F%2Fci.nii.ac.jp%2Fnaid%2F40021474772&type=CiNii&icon=https%3A%2F%2Fjk04.jamas.or.jp%2Ficon%2F00003_1.gif
ID情報
  • ISSN : 2432-0404
  • 医中誌Web ID : 2018064577
  • J-Global ID : 201802225949904021

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