2017年8月 - 2019年3月
マウス片側後肢血流遮断直後の中枢神経系の活動増強とNOの関連性の解明
日本学術振興会 研究活動スタート支援
- 担当区分
- 研究代表者
- 配分額
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- (総額)
- 2,730,000円
- (直接経費)
- 2,100,000円
- (間接経費)
- 630,000円
- 資金種別
- 競争的資金
末梢組織の損傷や末梢神経の障害が中枢神経系の可塑性変化を起こし、神経障害性痛や異常知覚をもたらすことが明らかになりつつあるが,これらの動物モデル作成には手術侵襲を伴うものが一般的で、組織障害に伴い発生する炎症性物質などの影響が避けられないなどの問題点がある。申請者は,内因性の自家蛍光物質を利用したフラビン蛋白蛍光イメージング法を用いて、後肢の血流遮断による末梢の伝導遮断直後から,大脳皮質・脊髄での神経興奮が起こること、その興奮は遮断側だけでなく、非遮断側においても生じることを見出した。この現象に、拡散性が高く神経可塑性に関与する一酸化窒素(NO)が関与しているのではないかとの仮説を検証することを本研究の目的とする。