MISC

2010年4月

加圧熱衝撃時の原子炉圧力容器に対する国内参加機関による確率論的破壊力学解析ラウンドロビン結果

Proceedings of 8th International Workshop on the Integrity of Nuclear Components 2010
  • 鬼沢 邦雄
  • ,
  • 関東 康祐*
  • ,
  • 吉村 忍*

開始ページ
137
終了ページ
146
記述言語
英語
掲載種別

加圧熱衝撃(PTS)時における原子炉圧力容器(RPV)の健全性に関する国際ラウンドロビン(RR)が日本溶接協会のPFM小委員会において開始された。本報告は、このRRに国内から参加した6機関の結果を取りまとめたものである。本RRは、温度及び応力に対する決定論的解析とRPVの破壊確率に関する確率論解析から構成されている。決定論的解析では、新開発の有限差分法解析コード以外は2種類の有限要素法解析コードについてすべて結果は一致した。確率論解析については、全機関でPASCAL2コードを利用したことから、非破壊検査の精度の影響など、ほぼ一致する結果となった。一方、入力データの相違により、破壊確率の小さい場合に結果が異なる場合があるという知見が得られた。このほか、各機関による感度解析として、高温予荷重や上部棚破壊靱性の影響に関する結果が得られた。

リンク情報
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5024154

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