論文

査読有り
2000年7月

高温ガス炉用被覆燃料粒子個々からの核分裂生成物の放出挙動

Nuclear Technology
  • 湊 和生
  • ,
  • 沢 和弘
  • ,
  • 高野 利夫
  • ,
  • 冨田 健
  • ,
  • 石川 明義
  • ,
  • Baldwin C. A.*
  • ,
  • Gabbard W. A.*
  • ,
  • Malone C. M.*

131
1
開始ページ
36
終了ページ
47
記述言語
英語
掲載種別
DOI
10.13182/NT00-A3103

個々の被覆燃料粒子からの核分裂生成物の放出挙動を照射後加熱試験により調べた。1700$^{\circ}$C,270時間及び1800$^{\circ}$C,222時間の加熱試験の前後に、個々の被覆燃料粒子の核分裂生成物のインベントリを$\gamma$線計測により求め、加熱試験による核分裂生成物の放出率を被覆燃料粒子毎に算出した。$^{110m}$Ag,$^{134}$Cs,$^{137}$Cs及び$^{154}$Euの放出が検出された。個々の被覆燃料粒子の核分裂生成物放出挙動は同一ではなく、粒子毎に大きく異なっていることを見いだした。加熱試験後のX線ラジオグラフ及び粒子断面積観察では、この原因を明らかにできなかったが、SiC被覆層の亀裂の有無だけでは説明できないことを明らかにした。

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.13182/NT00-A3103
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?2001210
ID情報
  • DOI : 10.13182/NT00-A3103
  • ISSN : 0029-5450

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