2020年4月 - 2022年3月
脳血管疾患に対する新規予防アプローチの確立に関する研究
日本学術振興会 科学研究費助成事業 若手研究 若手研究
遠隔虚血プレコンディショニング(Remote limb ischemic preconditioning: RIPC)の介入方法を確立するための実験を行った。ラットの両大腿部にカフを装着して、駆血時間と解放時間のいくつかの種類を検討し、最も効果がある組み合わせを調べた。結果として、駆血5分-解放10分、駆血10分-解放10分の2つの組み合わせで効果が得られた。さらに、RIPCは神経栄養因子を誘導し神経細胞死を抑制することが明らかになった。また、予防運動によって誘導される神経保護効果の持続期間についても調査し、3週間の予防運動で2週間程度効果が続くことが分かった。
- ID情報
-
- 課題番号 : 20K19312
- 体系的課題番号 : JP20K19312