基本情報

所属
名古屋大学 トランスフォーマティブ生命分子研究所・生命農学研究科 特任講師 (CO-PI)

J-GLOBAL ID
201801009449372110
researchmap会員ID
B000312009

2004年より東京大学理学部の深田吉孝教授のもとで哺乳類の概日時計の研究を開始し、時計リセットホルモンとしてTGF-betaを同定し学位取得。博士修了後は製薬企業の研究所にて、ミトコンドリアのCa2+シグナルに関わる低分子化合物 DS16570511やDS44170716を開発しました。その後、本社にて抗RANKL抗体の臨床研究と戦略策定に従事しながら早稲田ビジネススクールで経営学を学びました。
2018年より大学に戻り、概日時計の温度補償性 (時計の周期が温度に依らずに一定に保たれる仕組み)の解析の過程で、Na+/Ca2+交換輸送体 (NCX)によって媒介される低温性Ca2+-CaMKIIシグナルを発見しました。NCXやCa2+シグナルは哺乳類、植物、細菌に共通して機能する初のユニバーサル時計遺伝子でした。そのため、生命に共通する祖先的な時計は細胞内Ca2+振動、すなわち『カルシウムクロック』であったのではという着想を得て、比較生物学やケミカルバイオロジーを駆使して研究を進めています。

カルシウムクロック:生命に共通する祖先型の体内時計

 


学歴

  3

委員歴

  2

論文

  13

MISC

  16

書籍等出版物

  3

講演・口頭発表等

  53

共同研究・競争的資金等の研究課題

  13