2014年6月
バイオディーゼル燃料製造用繊維状グラフト重合体の最適化
International Journal of Organic Chemistry
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- 巻
- 4
- 号
- 2
- 開始ページ
- 91
- 終了ページ
- 105
- 記述言語
- 英語
- 掲載種別
- DOI
- 10.4236/ijoc.2014.42011
第4級アミン基を有する繊維状グラフト重合体は、高性能なバイオディーゼル燃料(BDF)製造用触媒として機能する。本研究では、効率的なBDF製造を可能とする繊維状グラフト重合体、及び、エステル交換反応条件の最適化を実施した。触媒性能は、トリグリセリド(TG)とエタノール(EtOH)とのバッチ式エステル交換反応により評価した。触媒に導入する最適アミノ基はトリメチルアミンであり、最適グラフト率は170\%であった。エステル交換反応における各要素の最適条件を検討した結果、アミン基導入量は0.8mmol、反応温度は80$^{\circ}$C、TGとEtOHの混合比率は1:200、アルコールは1-ペンタノールでることを見出した。また、本触媒は天然油脂を出発原料とするBDF製造にも適用可能であった。更に、有機酸処理、アルカリ処理、アルコール処理を順次実施することにより、失活した触媒の活性を初期値まで回復させることに成功した。
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- DOI : 10.4236/ijoc.2014.42011
- ISSN : 2161-4687