論文

査読有り
2021年8月

工学的近似を用いたナトリウム-水反応評価用粒子法コード

Proceedings of 28th International Conference on Nuclear Engineering (ICONE 28) (Internet)
  • 小坂 亘
  • ,
  • 内堀 昭寛
  • ,
  • 柳沢 秀樹*
  • ,
  • 高田 孝
  • ,
  • Jang S.*

開始ページ
6
終了ページ
記述言語
英語
掲載種別
DOI
10.1115/ICONE28-61345

ナトリウム冷却高速炉の蒸気発生器の安全性評価や設計において、ナトリウム-水反応で生じる多相流の影響を評価することは重要である。伝熱管より高圧水あるいは高圧水蒸気が漏洩した場合、腐食性で高温かつ高流速のジェットが形成され、隣接伝熱管の破損を引き起こす可能性がある。多数の伝熱管破損が発生することにより、冷却系における1次-2次系バウンダリの破損に至る。上述した現象の影響を考慮した水リーク率を短い計算時間で評価するために、数値解析コードLEAP-IIIが開発されてきた。しかしながら、現在のEAP-IIIでは、構成要素のひとつである温度分布評価モデルのために、いくつかの解析条件で過度な保守性を示している。この過度な保守性を適正化するため、新たに工学的近似を用いたラグランジュ粒子法を開発した。また、蒸気発生器内における水蒸気ジェットの時間発展を模擬するテスト解析を実施した。解析結果をSERAPHIM(圧縮性と化学反応を考慮した多次元多相流熱流動解析コード)による結果と比較した。このテスト解析により、本手法の基本的な適用性を確認した。

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.1115/ICONE28-61345
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5071657
ID情報
  • DOI : 10.1115/ICONE28-61345

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