講演・口頭発表等

プラズマ焼結法による高密度MoO$_{3}$ペレットの製作性と特性評価

日本原子力学会2012年春の年会
  • 西方 香緒里
  • ,
  • 木村 明博
  • ,
  • 石田 卓也
  • ,
  • 出雲 寛互
  • ,
  • 土谷 邦彦
  • ,
  • 棚瀬 正和*

開催年月日
2012年3月
記述言語
日本語
会議種別
開催地
福井
国・地域
日本

材料試験炉(JMTR)の再稼働後における産業利用拡大の一環として、(n,$\gamma$)法によるモリブデン-99($^{99}$Mo)の製造法に関する技術開発を行っている。(n,$\gamma$)法による$^{99}$Mo製造では、放射性廃棄物が少ない、製造工程が簡便等の利点はあるものの、得られる$^{99}$Moの比放射能が低いという欠点があるため、$^{99}$Moを供給するための照射ターゲットである高密度三酸化モリブデン(MoO$_{3}$)ペレットの製造方法を確立することが必要不可欠である。プラズマ焼結法の一つである放電プラズマ焼結法(Spark Plasma Sintering:SPS)に着目し、高密度MoO$_{3}$ペレット(90\%T.D.以上)の製作性を調べるとともに、試作したMoO$_{3}$ペレットの特性評価を行った。その結果、焼結温度550$^{\circ}$C,焼結圧力66.8MPaの条件で、焼結密度90\%T.D.以上のMoO$_{3}$ペレットの製造に見通しが得られた。本発表では、製作したペレットの特性評価についても報告する。

リンク情報
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5034593