(n, $\gamma$)$^{99}$Moを用いたアルミナのMo吸着/$^{99m}$Tc溶離特性
日本原子力学会2019年春の年会
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- 開催年月日
- 2019年3月
- 記述言語
- 日本語
- 会議種別
- 開催地
- 水戸
- 国・地域
- 日本
診断用医薬品テクネチウム-99m($^{99m}$Tc)の原料であるモリブデン-99($^{99}$Mo)を放射化法((n, $\gamma$)法)により製造するための技術開発を行っている。この方法は、核分裂法((n, f)法)による$^{99}$Mo製造に比べ、得られる比放射能が低いことから、Mo吸着及び$^{99m}$Tc溶離性能の高いアルミナの開発が望まれる。本研究では、現行の医療用Al$_{2}$O$_{3}$と比較して高いMo吸着性能を有する開発したアルミナ3種について、京都大学研究用原子炉(KUR)で中性子照射したMoO$_{3}$を使用して$^{99m}$Tc溶離特性を調べた。その結果、Mo吸着剤としてV-B-300(バイヤライトを300$^{\circ}$Cで焼結したアルミナ)が優れていることが示唆された。